microCMS

microCMS MCP Server

最終更新日:2025年10月07日
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本機能の仕様については、予告なく変更される可能性があります。

MCPサーバーは、AI(大規模言語モデル)が外部サービスと連携するためのプロトコルです。
microCMS MCP Serverを使用することで、ClaudeやCursorなどのAIツールから自然言語でmicroCMSのコンテンツ作成・更新が可能になります。
AIが様々な機能を利用できるようにする「窓口」のような存在です。

利用例

コンテンツの自動生成・校正

ClaudeやCursorなどのサービスを利用して、適切なコンテンツを自動生成できます。
既存コンテンツに対しては、誤字脱字などの修正を指示できます。

  • 入力例:「次のURLを読んで、ユーザー向けのお知らせを300文字程度で作成して」

情報の一括更新

自然言語でAPIを横断した操作が可能なため、特定のテキストを一括置換する際などに便利です。

  • 入力例:「すべてのAPIのコンテンツに対して、XXXをYYYに置換して」

多言語展開

LLMを介して既存コンテンツを取得し、多言語翻訳できます。

  • 入力例:「この日本語記事を英語と中国語に翻訳して、コンテンツを作成して」
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詳細な利用イメージについては、リリースブログ「microCMSのMCPサーバーをリリースしました」をご覧ください。

利用可能なツール

microCMS MCP Serverで利用可能なツール(MCPサーバーが提供する機能や操作の単位)と、各ツールに対応するAPIです。

ツール名

API種別

API

microcms_get_list

コンテンツAPI

コンテンツ一覧の取得

microcms_get_content

コンテンツ詳細の取得

microcms_create_content_published

コンテンツの作成(公開)

microcms_create_content_draft

コンテンツの作成(下書き)

microcms_update_content_published

コンテンツの更新(公開)

microcms_update_content_draft 

コンテンツの更新(下書き)

microcms_patch_content

コンテンツの部分更新

microcms_delete_content

コンテンツの削除

microcms_get_media

マネジメントAPI

メディアの取得

microcms_upload_media

メディアのアップロード

microcms_get_api_info

API情報の取得

設定

microCMS側の設定

microCMS MCP Serverで利用するサービスのサービス名とAPIキーを取得します。
APIキーには、利用したいツールに対応するAPIが実行できる権限を付与してください。

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microCMS MCP Serverのすべての機能を利用する場合は、APIキーに幅広い権限を付与する必要があります。
本番環境で使用中のAPIキーとは別に、AI操作専用のAPIキーを作成することを推奨します。

クライアント側の設定

MCPサーバーに対応していれば、どのクライアントからも利用できます。
ここでは、いくつかのクライアントでの設定例を紹介します。

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microCMS MCP Serverを利用するには、クライアント側にNode.jsがインストールされている必要があります。

Claude Desktop

  1. リリースページから最新の microcms-mcp-server.mcpb をダウンロードします。
  2. ダウンロードしたmcpbファイルをダブルクリックで開き、インストールします。
  3. サービスIDとAPIキーを設定します。

Claude Code

以下のコマンドを実行します。

claude mcp add microcms -- npx -y microcms-mcp-server

VSCode

  1. MCPサーバーを利用したいワークスペースで .vscode/mcp.json を作成します。
  2. 作成したファイルに以下の内容を記載し、保存します。<MICROCMS_SERVICE_ID><MICROCMS_API_KEY>は、ご自身のサービスIDとAPIキーに置換してください。
{
  "servers": {
    "microcms": {
      "command": "npx",
      "args": [
        "-y",
        "microcms-mcp-server@latest",
        "--service-id", "<MICROCMS_SERVICE_ID>",
        "--api-key", "<MICROCMS_API_KEY>"
      ]
    }
  }
}

Cursor

  1. MCPサーバーを利用したいワークスペースで .cursor/mcp.json を作成します。
  2. 作成したファイルに以下の内容を記載し、保存します。<MICROCMS_SERVICE_ID><MICROCMS_API_KEY>は、ご自身のサービスIDとAPIキーに置換してください。
{
  "mcpServers": {
    "microcms": {
      "command": "npx",
      "args": [
        "-y",
        "microcms-mcp-server@latest",
        "--service-id", "<MICROCMS_SERVICE_ID>",
        "--api-key", "<MICROCMS_API_KEY>"
      ]
    }
  }
}

3. 「Cursor Settings > Tools & MCP」で、microCMS MCP Serverを有効化します。

制限事項

  • リスト形式のAPIのみ対応しています。
  • レートリミットやアップロードできる画像のサイズ制限(5MB)など、コンテンツAPIおよびマネジメントAPIの制限が適用されます。制限の内容については、制限事項/注意事項をご覧ください。